2022-01-16_冷えた朝

少し間が空きましたが前回の続きです。この日の朝は氷点下4度位まで下りましたが湿度の関係かそれほど木々が白くならずに少し期待外れでした。そんな日は撮影意欲も減少気味になるのですが、線路に陽が当たり始めると俄然やる気が出てくる不思議です。前回、上総鶴舞駅でギリギリ撮った上り列車の後、上総牛久駅で交換してくる下列車を待って後半戦スタートです。

上総鶴舞駅の冬枯れの大銀杏を背景に2両編成のキハがカッチョ良く走ってくる絵を期待して柳町踏切の傍にカメラを据えてみました。やがて池和田踏切が鳴り始め、長年慣れ親しんだレールのジョイント音が聞こえてきました。列車が駅に停車して車掌さんが短く笛を吹くと古豪のエンジンが唸り始め、列車がついに目の前へ躍り出ます。あぁそうか、太陽があっちだからこっち側は日陰になっちゃうんだ…なんて思いながら1枚。パチリ。でもまぁ列車正面には陽が当たったのでヨシ。

上総鶴舞駅の大銀杏を背景にキハを撮る
NIKON Z 6_2 | 1/800sec | f5.6 | iso100 | 165mm | 2022.01.16 | 池和田

続いて同じ車を上り列車で取ろうと石神地区へ。竹林を背景にカッチョ良くキハを撮ってやろうという魂胆です。現地に到着してアレやコレやとアングルを迷いながらセッテイングをしていきます。実際に列車が来ていざ撮影って時間も楽しいのですが、案外この時間も結構楽しいですね。いろんなシチュエーションを想像しながら露出はどうするのか焦点距離は…なんてアレコレ考えて遊んでいます。そしていざ列車が来ると、そんなことは全て忘れて露出を変更して失敗するのはお約束でしょうか。

石神地区の竹林を背景にキハを撮る
NIKON Z 6_2 | 1/320sec | f5.6 | iso100 | 200mm | 2022.01.16 | 石神

次の列車も石神地区ですが、今度は芋原の林道から俯瞰してみようと思います。石神地区といえば菜の花畑ですが今はまだ1月、ここがあたり一面黄色くなるのはまだ2ヶ月ほど先でしょうか。手前の木々も寒々しく冬の色を呈しています。そういえば去年の大雨でここの畑が一部崩れてしまいましたが、最近工事を始めたようです。暫くは重機などが出入りしているようですので撮影の際は注意してください。ということで、1両編成のかわいいキハがやってきたところで1枚。

芋原林道から石神地区を走るキハを撮る
NIKON Z 6_2 | 1/320sec | f5.6 | iso100 | 240mm | 2022.01.16 | 折津

上の写真を撮影した後、列車が養老渓谷駅に停車している間に少しだけ移動して朝生原の築堤が見える場所へ。丁度いい場所で野焼きが始まっていて丁度良い形の煙が上がっていました。煙が少しだけ線路方面へ流れていて、一見霧が出ているようなそんな絵が期待できます。そして駅を列車が発車して築堤に差し掛かったところで1枚。だいぶ植生が伸びてきて車体下半分が見えなくなってきました。ここからもう少し山に入ったところなら車体全体が見える場所へ出られるのですが、最近は億劫でなかなかそこまで入る気力が湧きません。歳を取るって嫌ですねぇ。

芋原林道から朝生原の築堤を走るキハを撮る
NIKON Z 6_2 | 1/320sec | f6.3 | iso100 | 600mm | 2022.01.16 | 折津

ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。