毎日寒いですね。特に朝は身に堪える寒さです。温度計を見れば氷点下4度5度、下手すると7度なんて日もあります。里の気温でこれなんですから山の方へ行くと氷点下10度位の日もあるそうで。そんな朝、早起きして凍った路面にドキドキしながら山の方へ行ってきました。
前回だったか、前々回だったかのダイヤ改正で養老渓谷行き始発列車が1時間程前倒しになり日の出時刻付近の列車が撮れるようになりました。山の上の方は既に陽が当たっていて暖かそうな日向が見えていますが、谷の底の木々はまだ白く凍っています。気温は十分低いので、もう少し真っ白な風景を期待したのですが、湿度の関係でしょうか、それほど真っ白にはなってくれませんでした。最初は築堤を行く風景を撮ってみたのですが、イマイチ思ったような絵にならず、駅に停車したところで寒々しい山の木々を背景に1枚。
養老渓谷駅を折り返してきた列車を今度は西側から狙ってみます。上総大久保駅を出て短い堀割りを抜けたキハが顔を出したところで1枚。この頃になると谷底にも陽射しが入ってきてまるでスポットライトのようです。駅からの加速で排煙も盛大にあがって綺麗だし、手前のススキとセイタカアワダチソウが逆光で光って綺麗。ずっとみていられる絵になりました。（セイタカアワダチソウはあまり好きではありませんが）
この次は上総中野行きの始発列車です。特段撮影プランも何もないので上総大久保駅付近で済ませてみます。白鳥保育園の先にある畑が見下ろせる場所でキハを待ってみました。ここは枝ぶりの良い柿の木があってお気に入りの場所です。朝霧が少し出ていたようで陽の光が杉の木を通って幾筋にもなっていましたが写真にするとあまり目立ちませんでした。そういえば左側に写っている木は梅ですが、そろそろ花が咲く頃です。春の兆しを感じられる、そんな絵も早く撮りたいですね。
上の写真に写っている車がどうやらキハ201だったようで、例の60周年記念マーク付きでした。前回散々撮っているので無理して撮る必要も無いのですが、せっかくだからとちょっとだけ追いかけて上総鶴舞駅で1枚。駅前の大銀杏もこの時期は丸裸、冬の風景を演出してくれています。ホントは柳町踏切付近を走っているところで撮りたかったのですが、ギリギリ追いつけず。こんな絵で誤魔化しました。せっかくだからなんて言いつつ結局は碌な絵を撮れずに撃沈。残念。
この日はもう少し撮っているのですが、それはまた次回の講釈で。