2021-08-11_実りの秋

相変わらず10月が終わろうとしている最中に8月の写真です。ここ2ヶ月ほどは殆ど沿線にもお邪魔することが出来ず、そろそろ手が震え始めるお年頃。ここの更新をすれば手の震えも治るのではと治療を兼ねての更新です。

季節は秋、稲刈りがまもなく始まろうとしている頃。天気も良くお日様もまだまだ元気で毎日暑かったのを覚えています。道端を歩いていても稲の香りがそこかしこから感じられ、あぁもうすぐ美味しい新米が食べられる時期になったんだなぁと、思わず顔が綻んでしまいますね。そして場所は上総鶴舞駅のそば、田んぼに囲まれた細い道の脇、心地よい稲の香りを感じながら列車を待つことしばし。例の災害でやってくるのは1両編成と分かっているので、それを考慮しながら構図を決めて、列車がやってきたところで1枚。列車は小さく警笛を鳴らして目の前の踏切を通過して行きました。

NIKON D600 | 1/800sec | f5.6 | iso100 | 100mm | 2021.08.11 | 池和田

続いて上総川間駅の側へやってきました。県道の側が工事中で丁度良い展望台が出来上がっていたので、そこへお邪魔して。前にも撮っている場所ですが、日中に来たのは初めてかもしれません。そしてここは駅の北側なので、夏の朝にはギリギリこちら側に陽があるのですが、昼間はどうやっても逆光になってしまいます。仕方がないので現像ソフトのスライダーを目一杯移動させてなんとか絵になるかどうか。とりあえず現場では白飛び黒潰れしないように適当に露出を決めて撮影します。そうこうしているうちに上り列車がやってきました。露出ばかり気にしていて構図を全然決めてなかったので慌てて1枚。

NIKON D600 | 1/500sec | f6.3 | iso100 | 70mm | 2021.08.11 | 下矢田

そのまま上総川間駅の近くて下り列車を待ちます。この頃は基本的に1両編成が行ったり来たりしているだけの単純なダイヤだったので、上総牛久駅の隣の上総川間駅では上り列車の後はすぐに下り列車を見ることが出来るのです。ということで今度は望遠で遠くの列車を駅の反対側からぐぐぐっと引き寄せて1枚。車掌さんが窓から身を乗り出して前方確認していますね。あんまり乗り出していると誰かさんみたいに帽子が飛んでいってしまいますよ。

NIKON D600 | 1/250sec | f8.0 | iso100 | 600mm | 2021.08.11 | 下矢田

そして最後にもう1枚だけ。里見駅から折り返してきた上り列車を今度は稲をメインに据えて。というのもせっかく稲刈り直前の美味しそうな稲が目の前に広がっているのに列車ばかりメインにして撮っていたなぁと気づき、最後の1枚くらいはこういうのも撮っておかないとなぁ、と思いまして。この1週間後位には確か稲刈りが始まった記憶です。ここ中房総ではお盆の頃には稲刈りが終わっているんですよね。他の地方に比べると格段に早い気がします。温暖な気候がそうさせているのだと思うのですが、紅葉も日本一遅いと言われている12月初旬ですし、なかなか面白い地方だなぁと思います。

NIKON D600 | 1/400sec | f5.6 | iso100 | 24mm | 2021.08.11 | 下矢田

ということで、この日はおしまい。お疲れ様でした。