2021-10-30_秋の沿線 その2

前回の続きで秋の沿線を巡ります。前回は大戸の踏切でトロッコ列車を狙ってみましたが、その後、里見駅で交換した下り列車がすぐにやってきそうだったので、その場に留まり列車を待つことにしました。

トロッコ列車を撮影した後、列車を追って振り返ってみれば見事な柿の木が傾いた午後の日差しで綺麗に照らされていました。これは良さそうだと列車を待って1枚。やってきたのは1両編成の小さな気動車でした。こちらも日差しを一杯に受けて気持ちよさそうです。軽快なレールジョイント音を響かせて目の前を通過していきます。最近は最近はキハ40ばかりを追いかけてしまいがちですが、キハ200の軽快な走りっぷりも改めて感じると心地よいですね。比較する対象があって初めて判ることもあるんですね。

傾いた午後の日差しを受ける柿の木と小湊鉄道
NIKON D600 | 1/640sec | f5.6 | iso100 | 200mm | 2021.10.30 | 大戸

続いて上総久保付近へやって参りました。少し趣向を変えて手前のススキが綺麗そうだったので。良く見ると駅の大銀杏も良く見えてます。傾いた日差しにススキが光り、良い雰囲気。傾きすぎて下側のススキが影になっちゃっていますが気にしない。そして駅を発車して暫くすると列車が目の前にやってきてススキが影になる前に1枚。少し電線が煩い気もしますが、これもまた気にしない。

上総久保駅の第銀杏とススキ
NIKON D600 | 1/250sec | f6.0 | iso100 | 420mm | 2021.10.30 | 久保

続いてアートミックス開催が近づいてきたということで石神の作品を見にきました。前回来たときに点灯していることを確認しているので、もう周りで祈りの踊りをしなくてもすみそうです。秋の匂いのする空を大きく入れてクリアなハシゴの雰囲気を強調できたかな?列車がやってきたところで1枚。パチリ。列車の中にはお客さんがいっぱいでした。秋の行楽シーズンもまもなく。里見駅のお店も忙しくなりそうです。

アートミックスの作品と小湊鉄道
NIKON D600 | 1/500sec | f5.6 | iso100 | 15mm | 2021.10.30 | 石神

ハシゴの写真をもう1枚。先程の列車が里見駅で交換してくるのを待ってみました。陽が山の向こうに沈んで周りも段々と闇に包まれ始めるそんな頃、客車内の灯りが綺麗に見える時間帯です。周りが暗くなるにつれ、ハシゴの光がだんだん強調されていきます。先程まで空を覆っていた雲も綺麗に晴れて夕焼けの茜色と夕暮れの藍色でグラデーションが綺麗に撮れました。

アートミックスの作品と小湊鉄道
NIKON D600 | 1/160sec | f3.2 | iso320 | 15mm | 2021.10.30 | 石神

一旦お家に帰り夕飯を頂いた後、上総久保駅にやってきました。以前、天の川を撮ったときに、ここで星を回したら面白いかななんて。ここから見ると駅は南側なので北側の絵と違って円の中心が地平線の下になるのです。本来は最終列車でやるべきなのですが、帰りが遅くなるのも具合が悪いので最終1本前でやってみました。結果的には最終列車の前照灯が思いの外周りに影響して右下の光跡が途切れてしまいました。言わなくても判ると思いますが、星空は2時間のコンポジット、地上は別撮りしたものを合成しています。

上総久保駅で星を回してみる
NIKON D600 | 7.3sec | f3.5 | iso200 | 35mm | 2021.10.30

ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。