2021-12-05_晩秋に4両編成を撮る

旅行会社のツアー客を乗せた列車が運転されるというお話で、秋の行楽シーズンも重なっているので、4両編成で運行されるかもしれない。そんな予想を立ててみました。最近は多くても3両編成がせいぜいで、これはお客さんが減っていたこともありますが、動かせる車が無いという事情もあったと思います。しかし現在はキハ40も稼働し始めたのでそんな予想も現実性が高いのではないかと考えてみました。

この日は里見駅のお店番でしたが、途中でお暇して上総鶴舞駅を出た処で待ち伏せてみました。池和田の踏切を鳴らしてやってきた列車は予想的中、4両編成、真ん中にネギ色、キムワイプ、なんて言われる402、最後尾に小湊色の401が繋がっていました。この編成も大体予想はついていたので、下り列車は横から撮ろうと決めていました。そうしないとキハ40が目立ちませんからね。駅を発車した列車が4つのエンジンを響かせながら冬枯れの田んぼの中を進んで来たところで1枚。気持ちの良い天気の中、日差しをいっぱい受けた4両編成が綺麗に撮れました。

キハ40の連結された4両編成が冬枯れの田んぼの中を行く
NIKON D600 | 1/1250sec | f5.6 | iso100 | 26mm | 2021.12.05 | 池和田

続いて列車を追いかけて石神地区を見下ろせる林道へ。忘れていましたが、そういえばここで紅葉が見られるんだったなと。もう少し早い時期に来ればよかった。そして先程までは太陽が暖かい日差しを降り注いでくれていたのですが、気がつけば空一面雲に覆われてしまいました。地形的な要因なのか何なのかわかりませんが、午前中はどんなに晴れていても午後は曇るという日が多い気がします。それはそれとして4両編成です。菜花が芽吹き出した畑の中に列車がやってきたところで1枚。

紅葉の残り香を感じる菜の花畑の中をキハ40が連結された4両編成が行く
NIKON D600 | 1/125sec | f3.5 | iso100 | 100mm | 2021.12.05 | 折津

ということで、下り列車はこれくらいにして、上り列車を狙ってみます。上り列車ならキハ40が先頭になるので、正面からの絵も撮れるというものです。上総大久保駅付近の築堤側で列車を待つことにしました。この頃になるとTwitter等で聞き及んだ方々が増えてきて沿線が賑やかになってきましたね。到着時には既に数名の方が、到着後にも何名かやってきて最終的には5〜6名の方が一緒に撮影を楽しまれておられました。当初は所謂劇パな予感だったのですが、案外マッタリな雰囲気で一安心。

冬枯れのススキの中をキハ40が連結された4両編成が行く
NIKON D600 | 1/125sec | f3.5 | iso100 | 175mm | 2021.12.05 | 大久保

続いてまたまた追いかけて上総川間駅まで。圧縮効果を狙って望遠レンズを使ってみました。圧縮効果大好きなんです。先ほども書きましたがこの地方特有な気のする午後曇る特性で光線が期待できないのが残念ですが、なんとかまぁ、好みの絵にできたんじゃないかな。列車が駅に到着して振り返ってみると、なんとびっくりたくさんの車と三脚林が。沿線では初めて見る風景かもしれません。先ほどはまったりしていて一安心なんて思っていたけど、こんなにも皆さん集まるものなんですねぇ。キハ40一辺倒では無く、沿線や風景も好きになってくれる人が、その中に1人でもいてくれると良いなぁと心から思います。

圧縮効果でぎゅっと凝縮されたキハ40を含む4両編成
NIKON D600 | 1/125sec | f5.6 | iso100 | 300mm | 2021.12.05 | 下矢田

ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。